
鯛は古来から日本で縁起物とされ、祝い事に欠かせない魚となっています。その理由はいくつかあります。
由来と理由
- 語呂合わせ
「鯛(たい)」は「めでたい」に通じるため、祝い事の席にふさわしいと考えられました。 - 見た目の華やかさ
鯛は赤みのある体色をしており、古来より「赤」は魔除けや吉兆を表す色とされてきました。特に「赤飯」などと同じく、祝いの席に合う色として重宝されました。 - 格式の高さ
鯛は瀬戸内海などで獲れる高級魚として知られ、古代から「魚の王」と呼ばれるほど格の高い魚でした。平安時代の宮中行事や将軍家の儀式でも用いられています。